![[履いてこそ真価が分かるシューズ!]パラブーツ(PARABOOT)名靴図鑑 2020/21秋冬編](https://paraboot-shoes.com/2021-2022aw/images/211021p_title.jpg)
2. 2021/22秋冬ラインナップ
∟ミドル丈チロリアン MUCY(ミューシー)
∟起毛レザーアンクルブーツ AVIGNON(アヴィニョン)
∟サイドゴアブーツ CHAMFORT(シャンフォート)
∟キャンプモックシューズ CHIMEY(シメイ)
∟短丈ブーツ MONTANA(モンタナ)
∟短丈サイドゴアブーツ PHOTON(フォトン)
∟コンフォートシューズ CHAMBORD(シャンボード)
∟チロリアンシューズ MICHAEL(ミカエル)
∟ダブルモンクシューズ WILLIAM(ウィリアム)
∟トレッキングシューズ AVORIAZ(アヴォリアーズ)
∟起毛スニーカー TEAM(チーム)

パラブーツ(PARABOOT)とは1919年から4世代を通して受け継がれているシューズメーカー。
靴の製造だけでなく、アウトソールの製造までブランド自ら行うという拘りを見せる、世界唯一のブランドです。
パラブーツの“パラ”は、アウトソールの原料でもあるラテックスを輸入するアマゾンの“パラ”港から来たもの。
製造における工程はなんと150以上。
全て手作業で行われ、履き心地の良さや完璧な完成度を守るため、ノルウェイジャンやグッドイヤーといった複雑な製法を数人の作業員
しかいなかった創業当時から行っています。
雨でも心配なく活用できるというワックスを染み込ませた“ワクシーレザー(LISレザー)”が代名詞。
設立当初から変わらぬ伝統的な製造方法がとられているにも関わらず、
斬新で前向きなアイデア、挑戦する冒険心も忘れてはいない、伝統と高い技術を誇るブランドです。

Octetがフランスの至宝パラブーツ(PARABOOT)を紹介する理由。
大人の男になったらパラブーツを履く、なんて言葉があるように、信頼と実績のあるブランドです。
“10年履ける靴”とよく言われますが、もちろんそれには理由があります。
それが今回ご紹介する理由の一つなのですが、世界で唯一自社100%製造で靴を作り続けており、クオリティが変わらないんです。
すべてにおいて高水準を保つことで、世界で確固たる信頼を獲得したんです。これは一度履いて頂ければ必ず実感します。
私たちも自分で履いてみて、このパラブーツをぜひ皆様に紹介させて頂きたいと思い立ったのが発端。
そして、海外の靴にはありがちな事として、日本人の幅広の足には、幅が狭いイタリアの靴などはなかなかフィットしにくいのですが、フランス靴は日本人にかなりフィットしやすい木型となっているのです。
この点もパラブーツ(PARABOOT)をご紹介する引き金となりました。
ミカエルのブーツ版と言える重厚な一足
昨年の秋冬シーズンに引き続き、パラブーツはブーツモデルが豊作です。
こちらは、名作定番モデル・ミカエルを彷彿とさせるチロリアン型をミドル丈にデザインした新モデル。
長すぎず短すぎず、適度な丈で秋冬らしいボリューミーな足元を演出します。
アッパーのデザインはミカエルそのもの。
レザーはマットな質感が特徴のヌバックレザー。オイルがたっぷり染み込み、履き込むごとに味わいが深くなります。
履き心地はずっしりとした見た目通りの重厚さですが、足に馴染む上質なレザーとアウトソールで、重みが安定感へと変わるタフな一足に仕上がっています。

男らしいタフな一足を求めている方にもぴったりな一足。
撥水性と堅牢な作りで、ちょっとやそっとの荒天ではびくともしません。
アクティブに歩く日のお供に是非!


シャープでスマートなサイドゴアブーツ
丸みのあるフォルムが多いパラブーツの中でも、やや珍しいシャープな面持ちのサイドゴアブーツが新たに登場。
ダブルモンクストラップシューズのWILLIAMやPOEに近い、ドレッシーなフォルムのモデルです。
ノルウェイジャン製法ではありますが、ソールやアッパーと同色の糸を使い目立たなくすると同時に、コバの張り出しも最小限にとどめスマートな印象を崩しません。

昨今はビジネススタイルもスーツではなくややカジュアル寄りなスタイルになってきています。
サイドゴアブーツとビジカジの相性はとても良いので、新しいビジネススタイルに是非加えてみてください。

クラシック、且つ軽快なキャンプモックシューズ
パラブーツの様々なモデルのいいトコ取りをしたような新モデルが到着!
シャンボードのクラシックさを取り入れたUチップ、登山靴コレクション用のアウトソール、柔らかな履き心地のバースを感じさせる軽快さ。
秋冬シーズンモデルではありますが、オールシーズンいけるオールマイティなモデルです。

アッパーの軽快さに比べて、重厚なアウトソールで作られた2.5cmヒールのデザインはこのモデルならでは。
デッキシューズとブーツの間にあるような、絶妙なカジュアルさは秋冬シーズンのコーディネートをより楽しませてくれます。

タウンユースを意識したアンクル丈ブーツ
今年のパラブーツは短丈ブーツが豊作!
アウトソールはアヴォリアーズを彷彿とさせるボリューム、しかしアッパーは落ち着きのあるショートベロアのアンクル丈と、新鮮な面持ちのブーツ・モンタナモデルが今季より登場しました。
アッパーはブーツというよりレザースニーカーに近いデザイン。
履き心地もアヴォリアーズ等のブーツと比べると軽く、街で履く普段履きを意識して作られた一足です。

スニーカーよりもボリュームがほしいけど、ブーツだとボトムスの裾がくしゃっとなって嫌だな…というときにベストマッチ!
この冬のキレイ目カジュアルスタイルに、是非この新顔にチャレンジしてみてください。

モンタナのお勧めしたいポイントは、見た目よりも軽量であること。
パラブーツのブーツはノルウェイジャン製法であることが多いですが、こちらのモンタナは直接ノリで接着。そのため軽量に仕上がっています。
登山靴としては頼りなさを感じる製法ですが、街履きでしたら何の問題もありません。
普段気軽にシューズクロークから選びたくなる一足です。


ブーツのようなドレス顔なのに脱ぎ履きスムーズ
サイドゴアブーツをそのまま短丈にデザインした、こちらも新モデルのフォトン。
ブーツなのに脱ぎ履きは非常にスムーズなのは短丈ならでは。
さらにサイドゴアが足にぴったりフィットするので、ローファー等よりも優しく且つ高いホールド感を味わえます。

アウトソールはシャンボードやミカエルと同じパラテックスソール。
堅牢さと雨に強い作りは健在で、パラブーツの名作モデルに慣れ親しんだ方にとっては安心感のある履き心地です。
世にも珍しいアンクル丈サイドゴア。
アッパーのフィット感を是非お試しください。

デザインとしては変わり種ですが、アウトソールもアッパーの素材も、他の定番モデルで使われている親しんだ素材やパーツばかり。
すでにパラブーツの他のモデルを愛用していらっしゃる方には特に、安心してお試しいただけるモデルです。
少し違ったデザインも試してみたいな、というときにいかがでしょうか。
ごくシンプルなアッパーはクセになること間違いなしです。



パラブーツの名作中の名作。
雨に強い無骨なノルウェイジャン製法を採用しながら品のあるアッパー部分。
クッション性の高いラバーソールは足にも優しく、スーツシーンでもカジュアルシーンでも幅広く使える点が大きな魅力です。
補足:
コンフォートシューズ … 足の健康を考慮して作られた履き心地の良い靴のこと。


70年以上のロングセラー登山靴が原型の街履き靴
アッパーにアザラシの毛を加えたミカエルフォックが有名なモデル。雑誌にも非常に数多く取り上げられます。
元はアルプスのチロル地方発祥の登山靴・チロリアンシューズを、ダウンユース可能なファッション靴としてパラブーツが広めたのがこのミカエル。

ビジネスシューズとしては難しくカジュアルスタイル向きの靴ではありますが、スニーカーではちょっとラフすぎる…という絶妙なシーンで見事にマッチしてくれる一足。
登山靴が元となっているだけに、厚手の革とU字型のモカシン、ノルウェイジャン製法と非常に堅牢なつくりです。

パラブーツと言えば、ミカエルと答える方も多いでしょう。
特徴は防水、耐久性に優れたノルヴェイジャン製法。
リス・レザーと呼ばれるたっぷり油分を染み込ませたアッパーで水に強く、ケアも楽チン。これが10年履ける由縁ですね。
補足:
チロリアンシューズ … チロリアンシューズは登山靴をルーツにしています。
チロル地方の山で作業を行っていた人達のニーズに応じて発展してきた革靴が、 登山靴に取り入れられて進化してきたと考えられます。



玄関でつい選んでしまう楽さが魅力のスリッポン
BARTHやCORAUXの仕様をベースに仕上げたサンダルスリッポン。
ヒールカップを排除し、足入れのストレスを極限まで削った当店の定番モデルです。

ハンドソーンウェルテッドという製法で作られているのですが、この製法、とても繊細で手縫いでなくてはできないものなのです。
この製法の良さは暑いインソールを作れること。
履き込んでいくことで、自分の足にどんどん馴染んでいきます。
玄関で履いて行く靴を咄嗟に選ぶとき、つい楽そうな、履きやすそうな靴を選び勝ち。
パラブーツ(PARABOOT)のANCYLはまさに無意識に選ばれる名作モデルなのです。
バイヤー林の でらでら別注モデルへの想い
クラシックなショートベロアと内羽根、カジュアルなウィングチップとシューレース、流れるような曲線を描くスポーティーなアウトソール。
様々な要素を包含した、ミドル世代にこそ履いてもらいたいスニーカーはこれだ!と断言したくなるような大人顔スニーカーが登場しました。
デニムとのカジュアルスタイルにもよし、ジャケパンのキレイ目スタイルにもよし、非常に使い勝手の良い仕上がりです。

アウトソールはスピードラバーと呼ばれるものを採用。
硬さの異なるラバーを重ね合わせ、クッション性やソールの減りを少なくする効果があり、長くご愛用いただける仕様になっております。
ラバーですので見た目通り軽く、足運びも軽やかに履いていただけます。
あとがき
今回の特集いかがでしたでしょうか?
パラブーツの秋冬モデルをご紹介いたしました。
どれも長年愛されている名作ばかり!
一足は持っていて損のないモデルが数多くございますので、是非ご自分に合ったモデルを見つけていただけたら幸いです。
制作担当:本田由美子
30代、既婚。
好きなメンズファッションはキレイ目。脚フェチなのでパンツのシルエットの美しさによく注目しています。